電線の歴史と種類について

18世紀に誕生した電線

時は18世紀。電気そのものがまだ珍しかった頃です。電気を移動するのは、夢のまた夢の話です。ところが、湿った麻紐に絹糸で吊るしたものを使って、電気を移動させることに成功しました。当時はわずかな距離でしか移動できなかったものの、ものすごい進歩です。
以降も次々と実験。麻紐の代わりに金属線を使うと、かなりの距離まで電気を送ることができるようになったのです。後の「電線」です。電気を送る技術は日本にもやって来て、電線が作られるようになりました。江戸時代に。

日本における電線の歴史

明治に入ると、電線の需要は一気に高まります。街には明かりが灯され、遠く離れた人とも電話でつながるようになりました。大正に入ると、次々と電力会社が設立。電線の製造加工も活発になったのは想像つきます。大正時代には海底ケーブルも登場し、通信技術の発展に大きく貢献。
昭和に入ると、アスベスト線・OFケーブル・ガラス巻線も登場。戦後はビニール絶縁d年線の製造も開始されました。

電線の種類は?

電線の種類は、主に電力用電線・通信用電線・光ファイバケーブル・巻線の3種類あります。電力用電線は、電気を運ぶのを目的とした電線です。発電所によって発電された電気は、鉄塔や地下に埋められた電線を通り、変電所を経て各家庭や施設に届けられます。
通信用電線は、電気信号を伝える電線です。電話は通信用電線によって、相手に伝えられるようになっているという訳です。最近は光ファイバケーブルが用いられており、インターネット接続にも使われています。巻線は機器内部にコイル上に巻かれたもので、機械エネルギーを電気エネルギーに変えて発電するものです。

電線を製造加工している業者

電線を製造加工している業者は、日本全国各地にございます。販売も承っている所もございますので、検討してみるのもいいでしょう。
ネット通販を覗いてみると、電線の販売は意外とあります。ただネット通販で売られているものになると、どこの業者が製造加工しているのかいまいちハッキリしません。生活に関係しているものになるからこそ、確実なところを選びたいものです。