今治市では造船や修繕を行う造修事業が盛んです。
その中でも船の修理は常に行われている造修事業になります。
今回は、今治市の造修事業について、どのような業務なのかを解説していきます。
今治市の造修事業:入渠・出渠(にゅうきょ・しゅっきょ)
今治市の造修事業として行われているのが船の修理です。
ただ、船の修理といっても港に停泊しながらできることはほとんどありません。
そのため、船を修理できるドックに入れる作業が必要になります。
これが入渠です。
ドックに入れた船は、プロペラや軸を外し、船艇弁の分解などを行います。
このような修理を行ったり、次の項目で解説するような修理を行い、完了したら出渠といってドックから港へ出していきます。
今治市の造修事業:塗装
船のメンテナンスで最も行われるのが再塗装です。
塗装を新しく行うことで、喫水線下(海水につかる部分)では、海藻・貝類等の付着生物を防止するために行われます。
これらの生物は、船の速度を下げたり、燃費を悪化させるなど厄介な存在です。
そういった生物をはがして新しい塗装をすることで、生物の付着をしにくくすることもできます。
今治市の造修事業:エンジン分解
エンジン分解も造修事業の一つとして行われます。
エンジン・軸・プロペラなどの機械部分は、それぞれ綿密にシンクロすることで大きな船が動きます。
もちろん、小さな船であってもシンクロさせることは重要なポイントです。
この部分も造船事業として、メンテナンスの対象となります。
毎年点検整備が行われるものの、入渠時や5年ごとの定期検査時に分解を行い、スムーズな動作が可能となるように分解修理を実施しています。
このほか、関連して鋼板の打ち直し(鉄工事)や油回収装置、ごみの回収、清掃などを行いつつ、各種の装備品も点検整備していきます。
今治市では様々なメンテナンスを行って船舶が再び海にはいれるようにしていきます。