埼玉県が実施した「プラスチックカードによる電気工事士免状の交付」とは?プラスチックカード化後の変化はあるの?

法改正によって、電気工事士免状は令和5年4月1日以降に従来の紙製からプラスチック製のカードに変更されることになったのはご存じでしょうか。人口の多い東京都では、令和4年8月1日以降に発行される免状がすべてプラスチックカードに切り替わっています。また、他の都道府県同様、埼玉県でも令和4年度に免状のプラスチックカード化が実施されました。本記事では埼玉県の電気工事士に関する取り組みについて簡単にご紹介いたします。

紙製の免状が抱えていた問題の内容は?

電気工事士免状は仕事中に携帯義務があるアイテムで、電気工事士として働く人物は常に身につけていなければなりません。しかし従来の紙で作られた免状は耐久性が弱く、すぐにボロボロになるのが問題点として挙げられていました。実用に耐えられず不満が相次いでいため、今回の改正は現役の電気工事士にとって嬉しい内容と言えます。プラスチック化は全国規模で実施されており、現在は多くの電気工事士がプラスチック製免状を所持しています。

埼玉県で交付される電気工事士免状のプラスチック化はいつ?

令和4年に多くの都道府県でプラスチックカード化の試みが実施されるようになったものの、各地域によって移行タイミングは大きく異なります。令和4年度に免状のプラスチックカード化を実施した埼玉県でも、令和5年の1月14日以降に交付申請を実施しない限り紙製の免状が交付されるため、誤って紙製の免状を取得してしまった方は少なくないでしょう。全都道府県が同時にプラスチックカード化を実施しているわけではないため、埼玉県在住の方は、必ず埼玉県公式ホームページに記載されている『電気工事士免状に関する手続の種類』の項目をご確認ください。

まとめ

プラスチックカード化によって免状の耐久性が上がり、電気工事士として活躍する人々にとって免状はより使いやすいアイテムになりました。また、従来の紙製の免状も引き続き利用可能です。既に交付済みの電気工事士免状が無効になることはないためご安心ください。疑問点や不明な点があれば、埼玉県危機管理防災部の化学保安課(火薬・電気担当)に電話やメールで直接ご相談ください。