就職して、いろんなことに悩みながらひたすら仕事をしてきて、気付けばもう10年。
結婚もして家族を養っていく責任も増し、さてこれからどのように仕事をしていくか。
自分たちはどうやら70歳ぐらいまでは仕事を続けねばならないようだし。
そういえば、今まで深く考えたこともなかったけれど、仕事ってそもそも何だろうか。
ふとそんなことを考えたこと、ありませんか。
あなたにとって「仕事」とは?
あらためて「あなたにとって仕事とは?」と聞かれるとなかなか難しいですよね。
自分は何のために仕事をしているのか。
日々生きていく糧となる金銭を稼ぐためではあるんですが、もちろんそれだけではありません。
自分は一体何を目指して、限りある人生のかなりの時間を費やして毎日毎日仕事をしているのか。
これまで頭の片隅ではそんな疑問が何度も渦巻きながらも、正面から向き合ったことがないという人も多いのではないでしょうか。
既に働き始めてかなりの時間が経ったあとでも、一度立ち止まって考えてみるべきだと思うのです。
その頭の整理をしてみるうえで、本書は非常に役に立ちます。
仕事をつまらないと思った時どうすればいいのか、キャリアを積み重ねるというが、具体的に自分はどう進んでいけばいいのか。
考え方のヒントが本書にはちりばめられています。
悩める後輩に考えるヒントを
「先輩、毎日何のために頑張って仕事してるんでしょうね?」
仕事の意義を見失いかけて悩んでいる後輩にこのように問いかけられて、あなたは道を示してあげられますか。
ご自身にとっての仕事観をクリアにすることも大事ですが、仕事歴を重ねてきた先輩として、仕事に悩む後輩や迷える部下を導いてあげる役割も徐々に期待されるようになってきます。
自分の考え方の整理をすることで、人生の先輩として有益なアドバイスをしてあげられるようになるのではないでしょうか。
まとめ
人生は自分のもの。
何を大事にして、どこに力点を置いて生きるかは人それぞれであり、単一の価値観を強制されるものでもありません。
しかし、本書にもありますが、一日のかなりの時間を仕事に費やし、仕事がうまく行っていなければ食事もおいしくなくなるなど、その影響の大きさは無視できないのですから、仕事など単なる時間の切り売りとドライに構えるのは本当に勿体ないと思うのです。
自分の足元をみつめ、自分の人生の中で仕事をどう位置づけるのか、どのようなスタンスで向き合うのか、改めて考えてみることが、自身のこれからの人生を豊かなものにすることにつながっていくのではないかと思います。