東京マラソンでも活躍!中継車とは?その秘密も!

東京マラソン、箱根駅伝、競歩の大会など、一般道を長距離に渡り戦いが繰り広げられる種目の中継に欠かせないのが「中継車」です。
皆さんも、一度はテレビ中継などで目にしたことがあることがある、トラックにも似た大きな車です。
今回は東京で活躍する中継車の中の秘密や、長距離陸上競技以外の使用方法もご紹介します!

東京マラソンで気になった中継車。その役割とは?

中継車は、放送局に電波中継することが目的です。
マラソンや駅伝などのロードレースに使われる中継車は「移動中継車」と言い、選手やレース展開を映すためのカメラや、コースに走る選手や沿道の声援を拾うためのマイクを搭載しています。
また、実況中継に欠かせないアナウンサーが乗る実況咳などがあり、ロードレースの様子をリアルタイムで皆さんにお届けするために走っています。
中継車となる車種はバスやトラック~セダンタイプの車、バイクまで様々です。
ロードレース以外のスポーツや、ニュースの報道現場の電波中継の為に使われたり、舞台やコンサートのライブ配信の為に使われたりと役割は様々です。

中継車の中はどうなっているの?

中継車の目的によりますが、中にはたくさんのモニターとスイッチがあることが多く、まるで放送スタジオさながらです。
生放送の中継などに使われる小さめの中継車でも中にはディレクターやビデオスタッフ・音声スタッフなど3~4名が入って作業できるほどのオペレーションルームとなっています。
他にも移動中継車には、車体の後ろ側にラジオブースのような実況席があり、その足元にカメラマンが入り操作するブースがあります。

ちなみに、中継車にある無線局部分は、第二級または第三級陸上特殊無線技士の資格者でなければ操作はできないのです。

中継車は個人でも買えるの?キャンピングカーにリメイクも

国内では基本的にテレビ局やラジオ局などが所有している中継車ですが、個人でも購入所有することはできるのでしょうか?
結論を先に言うと「個人購入・所有はできます」!
目的としては「ネット配信車」として使ったり、「アマチュア無線」を楽しむために購入されていました。
また、動画配信で中継車をキャンピングカーにリメイクしている方もいらっしゃいました。

今回はロードレースや報道で活躍する中継車についてお伝えしました。
今後、街で見かけることがあったら、陰ながら応援したくなりますね。

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