熊本の空港周辺施設の空調設備の工夫!助成事業も

空港周辺に住もうと検討された方の中には、飛行機の大きな音や振動などを気にしている方もいらっしゃると思います。
実は、空港付近の物件は空港からの補助金で空調設備がつけられたり、防音ガラスを設置できるのです。
今回は、熊本の空調設備の工夫やを助成事業についてご紹介します。

熊本にある「阿蘇くまもと空港」とは

熊本にある空港と言えば「阿蘇くまもと空港」です。
阿蘇くまもと空港(以下、熊本空港)は、2016年4月に発生した熊本大地震により天井落下など大きなダメージを受けました。
それにより2021年からビルの建て替えが始まり、2023年3月23日に新旅客ターミナルビルがオープンしました。
国内線のみならず、国際線も発着陸する大きなターミナルとなりました。

また、空港内は落ち着ける木のぬくもり溢れる搭乗待合エリアや、充実したお土産物屋やレストランが揃い快適に空の旅を出発前から楽しめる工夫もたくさんあります。
度重なる震災にも対応する構造設備など安心して利用していただけるようにも工夫されています。

熊本空港が取り組む周辺施設への取り組み

そんな熊本空港が取り組むのが、空港近隣施設との共生を図る事業です。
「阿蘇くまもと助成事業」と言い、地方公共団体が空港周辺の生活環境の改善設備や空港周辺地域の活性化・空港利用の促進を図るための事業に、空港側が費用の一部を助成する取り組みです。

過去には、公民館の公共放送設備や掲示板の設置の補助、施設のコピー機やテレビ・ガス衣類洗濯機など大型のものから、ロボット掃除機・草刈り機など小型のものまでたくさんの助成がされました。

空調設備の助成事業も

そんな熊本空港からの助成事業で一番多いのがやはり「空調設備」です。
飛行場の近くなので、やはり窓を開けていると飛行機の音が響く。
かといって、特に高齢者施設や公民館で冬や夏は閉め切って過ごすのは危ないですね。
部屋に取り付ける家庭用のエアコンから、施設の天井に取り付ける空調設備の取り付けまで助成してくれていた実績があります。

今回は、熊本空港の行う空港周辺の施設と共生するために快適に過ごせる公共の施設への助成事業をご紹介しました。