大変難しい障害者の生活について

人権を持つようになったのは最近の話

かつて障害を持った人に、人権はありませんでした。医学そのものが発達してなかったとはいえ、非人道的な扱いを受けていたのです。病院に入院するのは夢幻、社会に出て働きに出るのは幻想そのものと言っても言い過ぎではないでしょう。
しかし今は時代が違います。医学はかなり進み「入院」という、当たり前の行為も認められるようになりました。そして社会に出て働くことも、幻ではありません。ただ「出来るようになった」であり、正直ハードルはまだまだ高くなっているのです。

周囲の理解はまだ追いついていない

ハードルが高い理由としては、周囲の対応にあるでしょう。制度と周囲との対応には、まだまだ開きがあるのです。「障害」といっても、色々あります。例えばよく分からない理由で急に怒り出し、場合によっては当たり散らすこともしばしば。怒り出すのは「不安」によるもので、処理しきれずに変な方向に出てしまっているパターンです。
対応が大変難しく、ご家族の人でも頭を悩ませるほど。家の中だけで済めば良いのですが、もし社会で同じことが起きれば、大変なことになるのは明白と言えるでしょう。

グループホームを利用しよう

そこで目をつけたいのが、障害者グループホームです。全国各地に点在しており、藤沢にも障害者グループホームが何か所かございます。グループホームを利用すると、生活のありとあらゆる面でのサポートが受けられます。
また体調に合わせてくれるので、無理のない範囲内で活動もできるようになるでしょう。例えば体調が良い日には遠くへお出かけをし、悪い日には無理をしないという風にです。

向いていない人の特徴

しかし誰しも障害者グループホームの利用が、お勧めできるとは限らないのも事実。集団生活になるので、プライベートを重視したい人には向いていません。また定員数が限られているので、いつでも入居できるとも限らないのです。
人間同士の付き合いになるので、トラブルだけはどうしても避けられません。万が一何か起これば、ケアマネージャーか福祉相談窓口まで相談して下さい。自分で何とか解決しようと思っても、難しいものがあるからです。