史上最強の素材!生コン!

生コンとは?

生コンとは、生コンクリートの略です。決して怪しい団体の名前では、ございません。日本の産業製品を決めている「日本産業規格」にも、記されています。日本産業規格にあるのは「レディーミクストコンクリート」という名称になっていますが、生コンそのものです。
生コンが本格的に広まったのは、1949年になってから。コンクリートそのものは大昔からありましたが、お世辞にも手軽に手に入るものではありませんでした。質も悪く、見た目的にも綺麗なものとは言い切れません。そんな中で満を持して登場したのが、生コンだったのです。

生コンの性質は?

生コンの性能は、耐震性に優れている点でしょう。日本は世界的に見ても、地震が多い国です。大規模な地震が近々発生することも、専門家の間で言われているほど。地震から人を守るには、建物の強化が必要不可欠。
そこで鉄筋コンクリートの出番です。地震の力を受けて外へ出すことにより、揺れを少なくして人の安全を守ります。他の素材では役不足。生コンだからこそ出来る所業と言えるでしょう。

耐火性に凄い生コン

生コンは、耐火性にも優れています。木造の場合は260℃に達すると燃えてしまうのが特徴。燃えに燃えて1000℃にまで上昇。燃え広がりも早く、火元がタバコ火でも油断できません。タバコ火がカーテンに移れば、どうしようもなくなります。更に状況によっては、温度が260℃未満でも発火すると言われています。大変恐ろしいものです。
しかし生コンが使われた住宅であれば、火事のリスクは大きく減ります。1000℃の火に2時間さらされても、燃えることはありません。

生コンを取り扱っているのは?

生コンを扱っているのは、各自治体にある工業組合です。香川ならば、香川の工業組合が担当。コンクリートに関する知見を高めて共有することにより、品質の高いコンクリートを生み出すことに繋がります。さらに品質管理を徹底し、レベルアップもはかっているのです。
また生コンを運搬するには専用のミキサー車が必要です。香川で生コンの運搬に携わっている会社では10台のミキサー車を所有し、県内はもとより近隣県の現場まで生コンを届けています。
コンクリートは建造物を形成するだけのものではありません。使う人の命を守り、活動を支える役割も担っています。