公共事業になくてはらならい補償調査について
全国各地における公共事業に欠かせないのは、補償調査です。前橋でも補償調査が行われています。業者によりけりかと存じますが、大手会社であれば「部門」として構えている所もあるほど。公共事業はかなり大きな仕事になりますので、しっかりとしたサポートが必要になります。
公共事業の施工により、用地取得・建物の移転の場合、補償には適切な評価が必要不可欠。土地や建物の調査や、補償内容について地権者に説明するのも大事な仕事です。
補償調査の内容
補償調査には、主に8つの業務で構成されています。全て紹介すると長くなりますので、かいつまんでご紹介しましょう。まずは土地に関する業務です。土地の所有者はどこの誰なのかを徹底的に調査。土地の測量や境界線についても確認します。土地の調査だけでなく、土地の評価も重要な仕事。土地の評価は、公共事業費と大きく関係します。
次に建物と設備についての調査です。もし土地の上に建物があった場合、土地を調べて補償金額を査定。神社やお寺がある場合も、同等に調査をおこなうのです。また建物の中に何かしらの機械があれば、機械も調査します。また公共事業の移転となると、しばらく営業ができなくなることも。営業ができなくなった場合の補償や、公共事業により生じる損害も調査します。
補償調査の説明
補償対象者への補償内容の説明も、重要な仕事。また事業に対して、地元の人がどう思っているのかについても調べて対応します。土地や物件の調査は大切な仕事ですが、公共事業をスムーズに進めるには、地元や携わっている人の協力があってのこと。
しかし何の補償もなく勝手に工事をすすめられては、たまったものではありません。ある日突然に近くで工事がはじめられ、わけのわからない建物が建ってしまったら、どう思われるのでしょうか。理解のないまますすめる公共事業は、世間から大批判を浴びるでしょう。公共事業をスムーズにすすめて理解を求めるには、補償調査が必要不可欠。大手では理解を広げるために、独自の機関誌を発行するなどの対策に務めています。