熊本は一級河川を中心に多くの河川が存在します。
それらを渡るために今も盛んに橋梁工事が行われています。
今回は、そんな橋梁工事の工法について、熊本県でも実施されている主要な工法についてまとめました。
熊本県で行われている橋梁工事の工法は主に5つ
熊本で行われている橋梁工事には主な工法として5つのものが挙げられます。
それは、ベント工法、ケーブルエレクション工法、送り出し工法、トラベラークレーンベント工法、そして大ブロック式工法(フローティングクレーン)です。
内陸部の県ではフローティングクレーン工法を行うケースは、ほとんどありませんが、熊本県は河川の上流、中流、下流、そして河口に至るため、この工法を用いられることがあります。
次の項目では、今紹介した熊本でも行われている5つの工法について解説しましょう。
熊本で行われる主な橋梁工事の工法
熊本で行われる主な橋梁工事を紹介しましょう。
1つ目がベント工法です。
これはクレーンで上部工を進めていき、架設桁を使ってどんどん行うもので、素流な工法です。
2つ目のケーブルエレクション工法は、深い谷部や流水部などベント工法がが難しいところで行われているもので、吊り設備を設置し、そこから架設するための部材を持っていく工法です。
送り出し工法は、ベントを組み立てて、トラッククレーンで主桁、手延べ機を組み立て、手延べ記で上部工の部分を送り出す工法になります。
4つ目は、トラベラークレーンベント工法です。
これは、運搬台車にて架設部材を運搬してどんどん設置していく方法です。
ある程度高い技術が求められますが、熊本県内の建設会社でも対応できます。
最後が、フローティングクレーン(大ブロック式)工法で、これはブロック状の橋梁分解して船で運び込み、フローティングクレーンと呼ばれる船の上にクレーンが乗ったものを使用して建設します。
フローティングクレーン自体、中上流域では利用できませんが、河口を多く持つ熊本では施工可能な方法です。
このように多彩な工法で熊本の橋梁工事が行われています。