みなさんは在宅医療という言葉を聞いたことがありますか？在宅医療とは、自力では通院ができない患者などを対象に、医師や看護師などの医療従事者が自宅に訪問して必要な医療を提供することです。
愛媛県薬剤師会では、その在宅医療の一環として、在宅訪問ができる薬局を紹介しています。
在宅訪問ができる薬局とはどんなもの？
薬局の薬剤師が在宅訪問するのは、医療や介護保険制度を利用しながら在宅医療を受けており、通院が困難な方が対象です。かかりつけ医の指示のもとに薬剤師が自宅に薬を届けたり、飲み方から必要な説明・管理方法までさまざまなサポートを行います。
現在は医薬分業が進んでいますが、在宅医療を受けている方は薬局にも足を運べないケースが多いと思います。自宅で安心して医療を受けるために、こういったサービスがあるのはありがたいですね。
松山市内で在宅訪問してくれる薬局はある？
県庁所在地である松山市には、在宅訪問できる薬局が140件以上あります。県の薬剤師会のホームページには、薬局ごとの営業時間や対応範囲、所在地など細かい情報が載っています。県内の自治体ごとに検索できるので、お住まいの地域をすぐに調べることができるので便利ですよ。問い合わせ先の在宅薬局支援センターでは、薬局を探すときや利用を始めた後などに、困ったことや疑問などの相談も受け付けているようです。
高齢化社会に対応した薬局のシステムが作られている
医療従事者である薬剤師が訪問することで、直接その人の生活に合わせた薬の支援ができるのですね。特に薬の量や飲み忘れなどが多い高齢者にとっても、安心できるサービスではないでしょうか。
薬局の在宅訪問は、自宅だけでなく施設でも利用できるそうです。しかし、介護保険利用の有無や緊急時などによって利用料金が変わる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
薬局の在宅訪問サービスを検討している方は、まずかかりつけ医や薬局、ケアマネジャーなどに相談してみてください。