古き良き日本文化として受け継がれている「お遍路」。最近では外国人観光客が増えたことで、より人気が高まっています。その中でも有名な四国遍路は、全国各地、各国から巡礼に訪れるほど。
今回は、四国遍路のひとつである愛媛県の寺に注目したいと思います。
四国遍路の魅力とは?
四国遍路とは、弘法大師空海ゆかりの巡礼地をたどる道のこと。徳島から香川まで全88ヶ所の霊場があり、愛媛県では40〜65番にあたる26ヶ所のお寺を巡ります。
もとは修行のための遍路でしたが、いまでは札所をたどりながら自由に参拝や観光を楽しむ人が多くいます。徒歩だけでなく、自転車やバスなどでのお遍路も増えているそうですよ。四国の自然を感じながら自分のペースで回れるのが大きな醍醐味ですね。
ミシュランで星を獲得!愛媛にある石手寺を紹介
愛媛県にある石手寺は、札所でいうと51番目にあたります。寺内には重要文化財である三重塔や銅鐘、国宝の仁王門など貴重な建築物が並びます。2009年に発行されたガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では一つ星を獲得するなど、世界的にも注目されているんですよ。
また石手寺には「ミニ四国八十八ヶ所」があります。霊場88ヶ所全ての御砂が集まっており、各地に足を運べなくても1日で巡礼することができます。
ほかにも安産祈願の石があるなどパワースポットとしても人気を集め、参拝後に近くの道後温泉に立ち寄る人も多いそうですよ。
四国遍路は自然を感じながら自由にお寺を堪能できる
“四国遍路を徒歩で移動する場合、全てのお寺を巡るのに2ヶ月近くかかることも。自転車や車、公共交通機関を利用したり好きな順で巡ることもできるので、無理のないスケジュールを組むと良いでしょう。
愛媛をはじめ、四国には都会にはない素晴らしい自然がたくさんあります。たまにはあわただしい日常を離れて、自由気ままに四国の自然やお寺巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。