医療機器メーカーを選ぶ
医療機器を取り扱っているメーカーは、たくさんあります。医療機器の導入を新たに検討しようとメーカーを調べれば、かなりビックリされるかと存じます。
そこで医療機器メーカーの選び方について、取り上げます。
馴染みメーカーの罠
多くは「馴染みのあるメーカーを使いたい」と、思われるかもしれません。馴染みメーカーを利用することそのものは、何の問題もないこと。至極当然の流れです。しかし「馴染みメーカー」の医療機器の多くは、病院に合わせたものがほとんど。つまり勤務病院が変われば、馴染みメーカーの医療機器は使いにくくなる恐れがかなり高いです。そこで活用したいのが、アドバイスがしっかりしているメーカーかどうかです。
手厚いメーカーとなると、医療機器のパンフレットをかき集めてくれるところもございます。普段忙しくしている人にとっては、かなりありがたい存在。しかもアドバイスまで承ってくれるメーカーは数少ないので、選択肢は絞られるでしょう。
メンテナンスや故障に対応しているかどうか
医療機器は、企業に導入すれば終わりではありません。毎日のように使い続ければ、何らかのトラブルや故障が起きてしまうでしょう。高いクオリティを誇る医療機器であっても、経年劣化だけは避けられないのです。
万が一にも「故障」となった場合、人の命に関わります。事故が起こり「医療機器が故障していました」と原因を正直に話しても、問題解決にはなりません。絶対に故障がないように、日ごろからのメンテナンスが徹底しているかどうかも、見極めたいところ。
医療機器の部品製造
盲点となるのは、医療機器に使われている部品でしょう。メーカーにもよりますが、医療機器の部品製造は下請けで行われていることが多くあります。しっかりしたメーカーとなると、下請けで作った部品も容赦なく審査。でもダメなメーカーになると、下請けに丸投げな所も…。
とはいえ下請けで手掛けている工場の多くは、熟練の職人が勢ぞろい。とはいえ熟練の職人であっても、何らかの拍子で失敗があるもの。数ミリどころか数マイクロミリの失敗も逃さないほど、厳しく手掛けているメーカーを選びたいものです。
ーカーと連携を取りながら、常に最先端を目指す。今からでも遅くはありません。