介護の心得

介護は簡単ではない

介護は想像以上に過酷で、大変という言葉では片付かないほど。ただ経験がない人から見ると「大袈裟過ぎる」と、思われるかもしれません。大袈裟と感じている人になればなるほど、介護で倒れてしまうものです。
そこで、親族の介護を控えている人に向けて、介護に対する心得を紹介。覚悟を決めてやれば、過酷な介護も乗り越えられるでしょう。

介護サービスのチェック

最初にチェックしたいのは、介護サービスです。広島市でも介護サービスをおこなっている事業所がありますので、利用を検討してみましょう。
介護サービスを利用するにあたりチェックしたいのが、介護保険サービスです。介護保険サービス内であれば、負担はかかりません。保険内のサービスの場合は、訪問介護の利用は可能。食事介助やトイレ介助・入浴介助も対応可能。担当のケアマネと相談すれば、無理のない範囲内で介護サービスの利用ができるでしょう。なかには、介護保険外のサービスを承っている所もあります。家計に余裕があるのなら、介護保険外サービスの利用も検討してみましょう。

誰かに相談しよう

介護をすすめるには、誰か信頼できる人に相談しましょう。慣れない介護は、トラブル続きです。時には、まさかの事態に直面することもあるでしょう。もしも誰にも相談しないまま介護をすれば、介護をする側が倒れてしまいます。
まずは、主治医に相談。主治医に相談する内容は健康だけと思われるでしょうが、普段の生活の悩みも聞いてくれます。主治医はケアマネと連携を取っているので、ほんの些細な相談も需要な情報になります。

ほどほどにする

介護を行う上で最も重要な心得は、頑張りすぎないことです。介護は、ゴールは見えません。真面目に取り組んだからとは言え、何かの報酬も得られません。「こんなに頑張っているのに報われない」となると、余計に追い詰められます。
介護サービスの活用・主治医やケアマネと連携・他のご家族の方の協力も必須。介護途中でも「疲れた」と感じたら、お菓子をポリポリ食べるのもありです。